高知県の高校入試がよくわかるページ

高知県の高校入試についての情報をまとめてみました。

受験生、受験生の子を持つ保護者の方にはぜひご一読していただきたい内容となっております。

少し長めの文章になりますが、ぜひ一度目を通していただきたい内容となっております。

 

一般入試と推薦入試

一般入試とは、学力検査と内申点と面接で合否が決まる入試です。

公立高校を受験する場合は、全員が一般入試を受けることになります。

推薦入試とは、中学校からの推薦を受けた人が面接と内申書で合否が決まる入試です。

「募集定員のうち、推薦入試で合格させる人数」はあらかじめ定められています。
(たとえば普通科であれば「推薦入試の定員は全体の~%まで」など)

また、推薦入試は高知では私立高校でしか行っていない入試方式です。

 

内申点とは

高校入試では、内申点と学力検査(筆記試験)と面接試験の合計点で合否が決まります。

入試の試験の点数だけでなく、通知表の評価も点数化されて合否の判断に使用される=内申点 ということです。

内申点は中1〜中3の総合評価を用いて計算します。

ここで大事なことなのですが

中1と中2の成績も考慮されるということ。

つまり、中間テストや期末テストなどの定期テストの点数が大事になってきます。

以前までは中1~2の内申点はあまり重要視されていませんでした。

しかし、最近ではかなり重視されるようになってきており、中1~2の時点での通知表の成績や授業態度なども気を付けなければなりません。

具体的には、

中1中2は9教科5段階評定に、実技4教科の5段階評定を2倍して、それぞれ65点満点。

中3は5教科10段階評定に、実技4教科10段階評定を2倍して、130点満点。

合わせて合計260点満点で評価します。

特別活動(課外活動や委員会、ボランティア活動など)の記録等も判定資料です。

 

学力検査について(A日程)

高校入試の学力検査は英語・数学・国語・理科・社会の5教科で実施されます。

各教科50点満点で、合計が250点満点。

実施時間は各教科50分です。

 

面接について

面接試験の配点や採点基準は非公開となっています。

ただ、高校入試の面接で聞かれることはだいたい決まっています。

  • 高校に入ったらどうしたいか
  • 中学校で何をがんばったか
  • 自分の長所と短所について
  • 最近気になったニュースは何か

受験する学校により多少違いはあれど、おもにこのような内容で質問してくることが多いです。

基本的には事前に提出した志願理由書をもとに質問されます。(まったく想定外の質問が飛んでくることもあります)

在籍している中学校でも中学3年生の冬ぐらいから面接の練習をしてくれます。

練習もせずに完璧な面接なんてできません、時間の許す限り練習させてもらいましょう。

おもに面接中の所作やあいさつ、受け答えなどを指導してもらえます。

キッチリと練習して本番に備えるようにしましょう。

 

入試の倍率について

入試倍率というのは「募集定員に対して志願者がどれぐらいきているかの割合」のことです。

1.0倍より多い=募集定員より志願者が多い
1.0倍より少ない=募集定員より志願者が少ない

つまり、倍率が高いほど志願者が多いので合格しづらいということです。(逆に倍率が低ければ合格しやすい)

ただし、倍率が低く定員割れが起きている状態でも、学校側が基準としている点数に満たなければ普通に不合格になります。

倍率が低く定員割れしているからといって、決して余裕で合格できるというわけではないのです。

ちなみに高知県ではA日程の全日制高校の合計定員5090名に対して、3492人の受験生がいました(令和4年度)

そのうち合格者は3177人、不合格者は315人という結果でした。

高知県では定員割れの高校が多く倍率が低いにもかかわらず、約10%の受験生が合格できないのです。

1クラス30人の学級だと、約3人が不合格になる計算です。

倍率が低いからといって楽勝ではありません。

 

2次募集について(B日程)

高知県の高校入試では2次募集(B日程)の制度があります。

これは一般入試で合格者が定員に達しなかった(定員に空きが出た)場合に行われる、2回目の募集です。不合格になった受験生は2次募集を実施している高校を受験できます。

1次募集で倍率が1.0倍を切っている高校が空き定員の分だけ募集を行うことになるので、2次募集定員は毎年異なります。

そのため人気のある高校は、ほぼ2次には残っていません。どうしても選択肢は少なくなってしまいます。

また、一般入試で合格した子たちはそのまま春休みに突入するので、2次を受ける場合は一緒になって遊んだりすることができなくなります。

「友達は進路が決まっているのに、自分はまだ勉強しなければならない」というのは、精神的にかなりキツイものがあります。

なるべく一般入試で合格できるようにがんばりたいところです。

 

志望校について

志望校を決めるのは受験で最も難しい場面です。志望校を決めるにはいくつかの軸があり、一概に「こうすれば良い」といえるようなものはありません。それぞれの状況に応じてじっくり考えてきめていきましょう。

以下にいくつかの志望校を決める際の検討事項を紹介しておきましょう。

 

学力 学力検査(テスト)での合格ラインや平均点。自分がそこに届きそうかどうか。
内申点 自分の内申点が足りているかどうか。足りない場合は、伸ばして届く余地があるかどうか。
進路 大学や専門学校への進学率など。高校卒業後に就職を考えている場合は、就職先の企業にも目を通す。
特色 学校や学科のウリ。自分の性格や進路に合う場合は、成長のきっかけになる。
立地 自宅から通いやすいかどうか。距離や交通手段。

 

志望校を選ぶ際に「倍率」を考える場合がありますが、倍率を見て志望校を変更するのは受験の最後の場面でのこと。

最初から倍率を見て志望校を考えるのはおすすめしません。あくまでも自分の将来や学校の特色などを考えながら決め、そこん向けて勉強をスタートしていくことが大切だと考えます。

 

普通科と専門学科について

高知県の県立高校には大きく分けて

  • 普通科高校
  • 実業高校(工業・商業・農業・水産など)

この2つがあります。

どちらを選ぶかは難しい問題ですが、WINでは「将来の夢や目標が定まっているか」でアドバイスしています。

たとえば工業高校の中に機械科や電気科があります。もちろん整備工や修理工、電気工事などの職業に就くことが将来の道となるでしょう。要するに、その気があるかないかだと思います。

なければ普通科高校に進むのが無難な選択となるでしょう。その気はないけど専門学科の高校を選んでいる受験生がいますが、WINとしてはおすすめしていません。

また受験校を決める際に気になるのが進学実績です。特に普通科高校の場合、進学を意識する生徒が多いと思います。

これは実際にその高校に入学した先輩や学校の先生に聞いてみるのが良いです。高知県のような地方の場合、実際にその高校を卒業した人からの話も聞きやすいと思います。

 

模試について

高校入試の勉強において、ぜひ活用したいのが模擬試験です。

よく生徒や保護者の方から「模試は受けたほうがいいんですか?」と聞かれますが、

絶対に受けてください。

模擬試験とは、入試をイメージして作られた本番形式のテストのことです。制限時間や出題形式が入試を想定して作られていることがいて、受験生はぜひ活用したいものです。

模試を受けると、次のような利点があります。

  • 自分の力がわかる
  • 弱点がわかる
  • 問題形式がわかる

模試を受けると「偏差値」が出ます。偏差値とは全体の中でどれぐらいの位置にいるかを示すものです。偏差値を見ることで正確な自分の立ち位置や合格までの距離がわかるでしょう。

また、模試を受けることで受験本番に強くなれます。

普段とは違った、行き慣れていない場所で知らない子たちと試験を受けるのは、本番さながらの緊張感があります。

実際の入試と同じ時間でやるので、試験の時間配分の練習にもなります。

このように模試を受けることには多くのメリットがあります。

余程のことがない限り、模試は受けるようにしましょう。